エンタメだけで英語を勉強しよう!

好きな物と英語が結び付けば、英語は覚えられる! ということで、好きなエンタメに関したネット記事・動画等を取り上げて英語を一緒に勉強したいと思います。

Paul McCartney クリスロックとのインタビュー(2020年12月 マッカートニー3リリース時)

今回はポール・マッカートニーYouTubeチャンネルにアップされた
クリス・ロックとのインタビュー動画をピックアップ。

www.youtube.com

やりとりとしてはこんな感じです。(最後力尽きてきて、少々端折ってます笑)
ポール「やぁ、今アメリカはどんな感じだい?」
クリス「みんなあなたの新作を待ってるさ。アメリカ中がそうなってるよ」
*General Consensusなんて言い方して「民意」的な言い方なのが面白い

クリス「あなたがアルバムを作るとき、入り切らない曲も多いよね。12曲入ってたとして、20曲は作ってるでしょ」
ポール「そうだね。特に今回はアルバムを作るつもりがなくて、作っていたら多めにできたってところだね。」
    
クリス「中にはこの世に出したくないってのもあるんじゃない?」
ポール「そうだね、そういうのはあるね。周りから他にないの?って言われるよ。
    そういうのは、後になってボーナストラックって感じになっちゃうね。
    前にビートルズアンソロジーをやってたとき、ジョージとアルバムのタイトルは
    ”Scraping the Bottom of the barrel (樽の底をスクラップする)”にでもするかなんて言ってたよ」

クリス「メタルとかラップとかはやろうとは思わないの?」
ポール「考えることはあるけど、結局”ポール、そんなのはやめろ”って自分に言い聞かせてるよ
    ただ、ある曲を書いてる時、とてもビートルズっぽくなったとき、”このまま進めるか?ビートルズになるぞ”
    自分に問いかけて”まぁ、そのまま書きな”って自分の中で軽い議論をして進めたのがあるね。
    それが今回のアルバムでは”Seize the Day"だ。すごくビートルズっぽいんだ。もう解散したんだけどね」
クリス「Allegedly(”そう聞いてる”、”そうみたいだね”的な言い方なのが面白い)」
ポール「だろう。でも人には”自分のやってることを尊重しないと”って言ってるよ。それが自分の曲の書き方が。
    ちょっとビートルズっぽいかな(Beatl-y)と思ったら、もうLet it be(なすがまま)だよ」
クリス「Beatl-yって次のアルバムのタイトルに最高だね。すっごい売れそうだ!」

クリス「今まで他にもミュージシャンと付き合いがあるけど、あなたが一番耳がいいね。
    他の60歳過ぎた人の中には耳の遠い人もいる」
ポール「ずっと周りでデカい音出してたらそうなる人もいるよ。自分も昔はでっかい6フィート(180cm強)の
    スピーカーをフルボリュームで鳴らしてたしね」   

クリス「今回のアルバムで個人的に好きな曲はなんだい?」
ポール「Woman and Wivesだね。弾いて聞かせてあげよう」
*ここで一部を引き語り

クリス「あなたは女性で悪い経験はあまりないね」
ポール「うーん、どうだろうね。」
クリス「アーティスト的に、女性はたくさんのマテリアルをくれるよね」
ポール「そうだね、まぁ離婚とかのことを話すと・・何時間も話すことになるね」

クリス「昔の自分の曲を聴くことはあるかな。
    聴いてて”ああ、あの時はハッピーだったな”。とか、”うわっ、あの時は最悪だった”とか思い出す?」
ポール「あるよ。いくつかの曲を書いたときはすごい幸せな気分だったのを覚えてるよ。
    逆に曲によっては当時抱えてた問題を表してるよね。」
    「ビートルズ初期の”And I Love Her"なんかはハッピーな気分で書いたね。あとは”Can’t Buy Me Love" "Lady Madonna"かな」
    「その反対で”Yesterday"とかね。良く言うのを聞くんだ「人は悲しい曲が好きだ」って。  
     それでYesterdayとかの詩を書いてるときに”そうだな、こういうのが人が好きな悲しい曲かもな”って思う」

クリス「これは音楽とはまったく関係ない質問だけど・・年上の人に聞く機会がない内容で。
    僕の父も30年前に亡くなってしまったので、年上の方への質問ということでいいかな・・」
ポール「いいよ」
クリス「あなたはポール・マッカートニーだ。まぁ・・変な質問だけど・・あなたからお金を借りた人の何%くらいの人が
    ちゃんとお金を返してるかな?3%とか??」
ポール「おおー、聞くねー。30%とかかなぁ。」
クリス「30% !?それはすごい」
ポール「まぁ、なかなか良いよ。その様子だと君はもっと成績が悪そうだね」
クリス「僕は・・4%くらいかな。。まぁ、いいんだ返して欲しいわけじゃない」
ポール「いいじゃないか、ばら撒いちゃえ」

クリス「あなたは偉大な愛の作家の一人だ。あなたの愛や結婚への見解が知りたい。
    僕の精神科医(Shrink)が落ち着くように言ってる・・よし聞きます。あなたが初めて女性に会う時
    ビートルズっぽさを抑えますか。例えば”最初の数回のデートはマックだ。いきなり惚れさせたくないからね”みたいな」
ポール「いやー、最初から攻めるね。刺激的に行くさ(Blow mind)」

クリス「あなたがビートルズの頃”年をとってる”とはどういうものだったかな。」
ポール「ティーンエイジャーの頃ジョンはアートスクールにいて、僕とジョージはグラマースクールにいた。
    当時ランチの時にジョンのところへ行ってたんだけど。当時24歳くらいの人がいて可哀相に思ったよ。
    ”うわっ、この年になったらやばいな”と思ったね。24歳は当時の自分には良く見えなかったね」
クリス「今でもそう思う?それとも、気が変わって100歳まで生きるぞって感じかな?」
ポール「そうだね。100歳まで生きるつもりだよ。前は100歳になったら女王から電報がもらえるんだけど、
    もう電報じゃなくてE-mailかな。でも、僕が100歳になったら女王は120だ。さぁ、どうなるかな。」

普通のインタビューでは聞かないような話もあって楽しかったですね。
英語もそこまで難しくなく、英語字幕もあるので、分かりやすかったんじゃないでしょうか。
個人的には途中のBeatl-yとかの会話がユーモアのセンスがあって面白かったですね。